SNS広告の費用相場とは？媒体ごとの課金体系も紹介

マーケティング

この記事を読んでいるあなたは、

SNS広告を掲載したいが、どれほどの費用がかかるのかわからない
SNS広告の種類ごとの費用相場を知りたい
費用対効果が高いSNS広告を選びたい

上記のように考えているかもしれません。

この記事では「SNS広告の費用相場や課金体系、費用対効果を高めるコツ」などをお伝えしていきます。

なお、おすすめのTikTok運用代行・コンサル会社やおすすめのTikTok事務所については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1 SNS広告とは
2 SNS広告を出稿するメリット
3 SNS広告を出稿するデメリット
- 3.1 炎上するリスクがある
- 3.2 50代以上にリーチしづらい
4 SNS広告の費用相場
5 SNS広告の課金体系
6 【媒体別】SNS広告の費用
7 SNS広告の費用対効果を高める方法
8 TikTok広告の費用対効果を最大化するならstudio15に相談！
9 SNS広告の費用相場や課金方式まとめ

SNS広告とは

スマートフォン

SNS広告とは、TikTokやInstagramなど、多くの人が利用するSNSプラットフォームに配信する広告のことです。

SNSのタイムラインやおすすめアカウント欄への表示、動画をを利用して広告を配信します。

リスティング広告と同様に、運用型広告と呼ばれており、予算・ターゲットの調整や配信フォーマットの改善を繰り返し広告効果を最大化させます。

SNS広告を出稿するメリット

スマートフォン

SNS広告を出稿するメリットとして、以下のようなものがあります。

コストパフォーマンスが良い
細かく・高い精度でターゲティングできる
拡散機能により認知拡大しやすい

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

コストパフォーマンスが良い

SNS広告を出稿する際、コストパフォーマンスが良いというメリットがあります。

従来よく使われていたチラシ広告や雑誌広告、リスティング広告は規模が大きく、かなり膨大な費用を必要としていました。

しかし、近年では、若者に限らず幅広い世代がSNSを利用することから、SNS広告のほうが目に入りやすく、リスティング広告等よりも安価に広告を掲載することができます。

細かく・高い精度でターゲティングできる

SNS広告を出稿する際、細かく、高い精度でターゲティングできるというメリットがあります。

ユーザーはSNSに詳細なデータを登録しているだけでなく、いいねやシェアなどで興味関心のあるものに関する情報も残しています。

地域
年齢
性別
言語
興味関心
位置情報
購入履歴

高い精度でターゲティングすることにより、拡散したい広告の内容が需要のあるユーザーへより表示されやすくなります。

さらに、様々なデータを掛け合わせることによってより確実な費用対効果が見込めるようになります。

拡散機能により認知拡大しやすい

SNS広告を出稿する際、拡散機能により認知拡大しやすいというメリットがあります。

様々なSNSが存在しますが、全てのSNSには「いいね」「グッドボタン」「共有」という機能が付いています。

引用して共有が可能なリポストやリツイートでは、選定外のターゲットにも目に入り認知されることもあります。

認知拡大されることにより、本来ターゲット外のユーザーも獲得できるチャンスがあります。

SNS広告を出稿するデメリット

バツ印を作っている4人

SNS広告を出稿するデメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

炎上するリスクがある
50代以上にリーチしづらい

それぞれのデメリットについて、詳しく解説していきます。

炎上するリスクがある

SNS広告を出稿する際、炎上するリスクがあります。

拡散してもらえる可能性があるということは、ネガティブな内容も拡散されてしまうということです。

拡散を狙った過度な表現やユーザーを不快にするような内容の広告は、炎上する可能性が高いです。

ユーザーが不快な思いをしないような広告を出稿し、ユーザーにマイナスのイメージを持たれないよう細心の注意を払って広告制作するようにしてください。

50代以上にリーチしづらい

SNS広告を出稿する際、50代以上にリーチしづらいというデメリットがあります。

近年では50代以上でのSNSを活用する方は増えていますが、InstagramやTikTokには50代以上のユーザーは多くありません。

比較的年齢層が高いのはFacebookですが、Facebookでも50代以上の利用者は30％程度となっています。

SNS広告の費用相場

SNS広告の費用相場は、月30万円から50万円が多い傾向にあります。

あくまで目安の金額となっているため、相場より安い予算で出稿することも、逆に100万円台～1,000万円台をかけて出稿することも可能です。

広告を出稿するSNS媒体にもよりますが、費用相場の30万円から50万円をかけることによって費用対効果が現れてきます。

SNS広告の課金体系

主なSNS広告の課金体系は、以下の通りです。

クリック課金
インプレッション課金
動画再生時間による課金
エンゲージメント課金
アプリのインストール課金
フォロー課金

それぞれの課金体系について、詳しく解説していきます。

クリック課金(CPC)

クリック課金とは、最もよく利用されている方式で、SNS上に表示された広告がクリックされるごとに課金される課金体系です。

費用相場は1クリックあたり40円～100円となっています。

ユーザーのアクションがあってはじめて料金が発生するため、目的に対して予算を効率的に使えるというメリットがあります。

すでに商品やサービスが認知を得ている場合に向いている方式です。

メリット	デメリット
広告が表示されるユーザーが限定されるため、広告費と成果が比例しやすい広告に設置したリンク先に遷移した、温度が高いユーザーにのみ広告費をかけられる	配信媒体や検索ワードのボリュームによって広告費が大きく変わる想定よりも多くクリック数が発生している場合は多額の広告費が使われてしまう

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金とは、配信した広告が1,000回表示されるごとに広告費が発生する課金体系です。

費用相場は1インプレッションにつき0.2円から0.6円ほどで、低コストで数多くのユーザーへリーチできるメリットがあります。

商品やサービスの認知度を高めたいという場合や、ブランディング確立を目指す場合に向いている方式です。

メリット	デメリット
広告の表示回数に依存するため、広告費を一定に保つことができる低コストでありながら多くのユーザーにリーチしてもらうことができる	広告が見られるだけで料金が発生してしまう広告から流入して成約に至る可能性が予測できない

動画再生時間による課金(CPV)

動画再生時間による課金とは、広告を動画で出稿し、その動画が1回再生されるごとに費用が発生する課金体系です。

費用相場は再生回数1回につき100円～200円ほどです。

動画広告を一定時間視聴されると、どれだけじっくり見てもらえてるかなどに関係なく課金される方式です。

メリット	デメリット
動画をある程度視聴したユーザーにのみ広告費の投資ができる広告の内容をしっかり認識してもらうことができる	広告のために動画を制作する手間がかかる他の広告に比べると動画制作含め、費用が多くかかる

エンゲージメント課金(CPE)

エンゲージメント課金とは、広告に対してユーザーがエンゲージメントを起こしたタイミングで広告費が発生する課金体系です。

エンゲージメントとは、ユーザーが投稿に対して何かの反応を起こすことです。

シェアやいいね、添付画像のクリックなど、広告への様々な反応によって課金される方法です。

メリット	デメリット
ユーザーの能動的なアクションへの指標が置ける明確なコンバージョンを狙うより効率よく狙うことができる	コンバージョンを目的とする場合は費用対効果が見合わない地点設定が深い場合、短期間では効果が感じられにくい

アプリのインストール課金(CPI)

アプリのインストール課金とは、広告を通じてリリースしているアプリがインストールされたタイミングで広告費が発生する課金体系です。

費用相場は、アプリのインストール1件につき100円～200円です。

アプリを提供している場合、コンバージョンにアプリのインストールが設定されていることが多いため、成果が分かりやすい方法です。

メリット	デメリット
ユーザー1人あたりの集客費用が設計しやすいインストール後に継続して利用してもらうことで利益が出る	質の悪いユーザーが集まり低評価のレビューが集まる可能性があるアプリをンストールするだけで利用しない場合もある

フォロー課金

フォロー課金とは、SNS上に表示された広告を経由してアカウントのフォローが発生するごとに広告費が発生する課金体系です。

費用相場は、1件のフォローにつき40円～100円となっています。

広告を通じてアカウントを見たユーザーは、商品やサービスに興味を持ちフォローすることになるため、継続的な成果が見込めます。

メリット	デメリット
フォロー単価の計算が簡単にできるため管理しやすいコンバージョンに繋がりやすい課金形式	広告を見られるだけでフォローまで結びつかない可能性があるフォローまでの過程を見込むと費用対効果が合わない場合も多い

【媒体別】SNS広告の費用

媒体別費用

SNS広告の掲載にかかる費用を媒体別に紹介します。

TikTok広告

出典：https://www.tiktok.com/about?lang=ja-JP

TikTokは、若年層ユーザーが多く、動画広告を利用したマーケティングに特化している広告媒体です。

国内のアクティブユーザー数は約950万人であり、近年さらにユーザーが増えてきています。

10代から20代のユーザーがかなり多く、若年層向けの商品やサービス広告を出稿したいという場合におすすめです。

■概要

課金体系	クリック課金(CPC)：24円～200円/1クリックインプレッション課金(CPM)：400円～650円/1,000インプレッション動画再生時間による課金(CPV)：5円～20円/1再生
費用相場	2万円～3万円/月
支払い方法	クレジットカードデビットカード RayPal
公式サイト	TikTok公式サイト

■おすすめの利用シーン

短い動画広告を出稿したい
他媒体の広告出稿費が高額で手を出せないため、低価格で出稿したい
若年層をターゲットにした広告を出稿したい

YouTube広告

出典：https://about.youtube/

YouTubeは、世界的に見ても最大規模のSNSで、動画広告に特化している広告媒体です。

動画は文字や画像に比べて利用者の興味を惹きやすく、動画を視聴する為に利用するコンテンツであるため、動画の広告を見てもらえる機会自体が多いです。

また、Googleと深く連携しているサービスであるため、様々な場所に広く広告を掲載することができます。

■概要

課金体系	インプレッション課金(CPM)：3円～20円/1,000インプレッションクリック課金(CPC)：3円～20円/1クリック動画再生時間による課金(CPV)：2円～25円/1再生
費用相場	10万円～50万円/月
支払い方法	クレジットカードデビットカード PayPal 銀行振込
公式サイト	YouTube公式サイト

■おすすめの利用シーン

動画訴求を行いたい
広告が視聴されるごとに費用がかかる媒体に出稿したい
幅広い年代をターゲットにした広告を出稿したい

Facebook広告

出典：https://www.facebook.com/business

Facebook広告は、実名制で利用するFacebookの特性を生かして、精度の高いターゲティングが可能な広告媒体です。

リアルな交友関係を基にユーザー情報が組み込まれているため、より高精度なターゲティングが可能です。

比較的年齢層の高いユーザーが登録・利用しており、ビジネスパーソンも多くいます。

■概要

課金体系	クリック課金(CPC)：24円～200円/1クリックインプレッション課金(CPM)：400円～650円/1,000インプレッション
費用相場	30万円～100万円/月
支払い方法	クレジットカードデビットカード PayPal 銀行振込
公式サイト	Facebook公式サイト

■おすすめの利用シーン

ビジネスパーソン向けの広告を出稿したい
30-50代の年齢層の高いユーザー向けに広告を出稿したい

Instagram広告

出典：https://www.instagram.com/

Instagram広告は、画像や動画を中心とする、クリエイティブな広告配信が特徴の広告媒体です。

10代～20代の7割以上が利用しているSNSで、広告に対して好意的なイメージを持つユーザーが多い傾向にあります。

画像・動画のビジュアルでサービスを宣伝することが可能です。

■概要

課金体系	クリック課金(CPC)：24円～200円/1クリックインプレッション課金(CPM)：400円～650円/1,000インプレッションアプリのインストール課金(CPI)：100～250円/1インストール動画の再生時間による課金(CPV)：5～20円/1再生
費用相場	10万円～60万円/月
支払い方法	クレジットカードデビットカード PayPal 銀行振込
公式サイト	Instagram公式サイト

■おすすめの利用シーン

10-20代をターゲットとした広告を出稿したい
女性向けの広告を出稿したい
コスメやファッションジャンルの広告を出稿したい

Twitter広告

出典：https://twitter.com/?lang=ja

Twitter広告は、ユーザーによるリツイート・リポストなどによる拡散機能で、さらに二次拡散効果が期待できる広告媒体です。

二次拡散されて認知された広告内容については広告費が発生しないため、ユーザーを一度惹きつけることができれば大きな拡散力が期待でき、さらにコストをかけずに宣伝することが可能です。

■概要

課金体系	クリック課金(CPC)：24円～200円/1クリックインプレッション課金(CPM)：400円～650円/1,000インプレッションアプリのインストール課金(CPI)：100～250円/1インストール動画の再生時間による課金(CPV)：5～20円/1再生エンゲージメント課金型(CPE)：40～100円/エンゲージメントフォロー課金：40～100円/1フォロー
費用相場	5万円～30万円
支払い方法	クレジットカード
公式サイト	Twitter公式サイト

■おすすめの利用シーン

拡散力が強い媒体に広告を出稿したい
20-30代をターゲットとした広告を出稿したい
最新で需要のある商品やサービス広告を出稿したい

LINE広告

出典：https://line.me/ja/

LINE広告は、様々あるSNS媒体の中で最もアクティブユーザーが多く、国内に9,500万人のユーザーがいる広告媒体です。

圧倒的に利用者が多く、圧倒的に幅広い世代に利用されている媒体です。

ユーザー情報が細かく、年齢や性別だけでなく、LINE内の購入履歴などの情報からより高い精度でターゲティングが可能です。

■概要

課金体系	クリック課金(CPC)：24円～200円/1クリックインプレッション課金(CPM)：400円～650円/1,000インプレッション
費用相場	10万～50万/月
支払い方法	クレジットカード
公式サイト	LINE公式サイト