
クライアント提案では気をつけて! TikTok運用の典型的な「間違い」とは?
弊社がTikTok黎明期の2019年に事業をスタートしてから6年経ちました!👏
昨年はショートドラマなど新しいフォーマットも生まれ、TikTokもさらに大きく成長した年になったと思います。もはやインスタ、YouTubeと並ぶプラットフォームとして企業やブランドのマーケティング戦略上無視できないメディアになったのではないでしょうか?
が、その一方でその特異なアルゴリズムや、ユーザー特性を正しく理解していないクライアント様もまだまだ多いと感じるのが現状です。そのような理解の中でTikTok運用を提案すると、クライアントの期待を裏切る結果になりかねません。
こちらの記事では、TikTok提案を行う際に陥りがちな間違いと、その回避策を詳しく解説していきたいと思います!
1. アルゴリズムを誤解している
TikTokのアルゴリズムは、視聴時間、エンゲージメント率(いいね、コメント、シェア)、投稿頻度など「複合的な要因」でコンテンツを評価します。この特性を理解せずに提案を行うと、効果が出にくいです。
※最近では「視聴数に対してフォローされた率」が動画評価に大きく寄与しているという発表もありましたので、付け加えておきます。
【よくある間違い】
・上記アルゴリズム評価を意識せずに、なんとなく企画を判断する。
・ハッシュタグやキーワードだけで動画が拡散すると考える(旧インスタ的な考え方)。
・フォロワー数が多ければ効果が出ると信じ込む(フォロワー数<再生数&エンゲージメントが重要)
→なお、TikTokはテロップの内容も拾えるので、インスタのように#タグやキャプションを長々と書く必要はありません。
2. ターゲット層のずれ
TikTokのユーザー層は若年層を中心に多様化していますが、クライアントのターゲット層とTikTokのユーザー層が一致しているとは限りません。
【よくある間違い】
・クライアントのターゲットを無視して、TikTok特有の若年層向けコンテンツだけを提案する。年齢層や興味に応じた設計をしない。
→TikTok=若者と考えるのは早計です。インサイトを活用し、最もエンゲージメントの高いゾーンを見つけつつ、TikTok内でのターゲット層を細かく設定し、デモグラフィックに合わせたコンテンツを企画しましょう!
TikTokはきちんとターゲットにコンテンツを当てにいってくれる優秀なプラットフォームです。
3. クリエイティブの質を軽視する=自社社員でもやれると考える。
TikTokでは短時間で視聴者の注意を引きつけるクリエイティブが重要です。低品質の動画や、ブランドの個性を無視したコンテンツは逆効果になりかねません。
【よくある間違い】
・高度な編集よりも、投稿頻度だけを優先する。
・映像のクオリティーが低い、テンポ感やカットが甘く映像が間延びしている。
・BGM選びが微妙、テロップがWordで作ったようになっている。
・ブランドアイデンティティを無視して、トレンドだけに合わせる。(色や書体も意識しましょう)
4. 広告とオーガニック投稿の違いを混同
TikTokにはオーガニック投稿と広告投稿があり、それぞれの目的や特性を正しく理解する必要があります。
【よくある間違い】
・広告用の投稿をオーガニック投稿で作成する。(例えば商品紹介、販売動画など。いきなり見せられても離脱してしまう可能性が高い)
→目的に応じた形式を選択する: ざっくりですが、ブランド認知を高めるならオーガニック投稿、直接的な成果を狙うなら広告投稿。
5. インフルエンサーの起用ミス
インフルエンサーマーケティングはTikTokで効果的な戦略の一つですが、適切なインフルエンサーを選ばなければ狙った効果は見込めません。
【よくある間違い】
・フォロワー数だけでインフルエンサーを選ぶ。
・知名度だけで、クライアントのブランド価値に合わないインフルエンサーを起用する。
→クライアントのブランドを尊重した上で、ブランドと価値観の一致を確認して提案しましょう。 インフルエンサーの過去の投稿内容や言動を要チェック。
6. 成果指標(KPI)の設定ミス
クライアントの期待する成果と提案するKPIが一致しなければ、プロジェクトの評価が難しいですよね。
【よくある間違い】
・再生回数やフォロワー数だけを成功指標に設定する。(実はクライアントは短期的な売上や成果を求めていたりしませんか?)
→長期的な視点で評価する: ブランド認知の向上やターゲット層との関係構築も評価ポイントに。
→明確なKPIを設定: 再生回数やエンゲージメント率だけでなく、ウェブサイトの流入や購入数などの具体的な成果を設定しましょう!
7. トレンドを過信する
TikTokではトレンドが重要ですが、短命なトレンドに固執すると、クライアントの長期的な目標にそぐわない結果になることがあります。採用目的の企業PRに多い気がします。
【よくある間違い】
・トレンドの再現ばかりを提案し、オリジナリティが失われる。
・ブランドの目的に合わないトレンドを採用する。
→トレンドに依存しない独自性を確立: ブランド固有のストーリーやコンテンツを軸に運用しつつ、スポットでトレンド要素も入れていく、くらいがいいと思います。
まとめると
TikTok運用の提案は、アルゴリズムやターゲット層、クリエイティブ、運用体制など多岐にわたる要素を考慮する必要があります。本記事で紹介した典型的な間違いを回避し、クライアントにとって最適な運用計画を提案してください!
TikTokの特性を深く理解し、クライアントのニーズに合わせた提案を行うことで、ブランドの成功を支えるプロフェッショナルなSNSセールスを目指しましょう。
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