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なぜ「クリエイティブ目線のマーケター」を目指すべきなのか? 〜ショートドラマ制作の場合〜

こんにちはstudio15です。ショートムービー業界に飛び込もうと考えている方の中には、「マーケターとしてのキャリアを積むうえで、クリエイティブ寄りの経験やスキルがあったほうが有利なのだろうか…?」という疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

特に、TikTokやInstagram Reelsといったショート動画プラットフォームが日々盛り上がりを見せ、企業のプロモーション手段としても広く活用されるようになってきた昨今、マーケターのスキルセットにも変化が求められています。
studio15株式会社では、ショートドラマアカウント「ドラマみたいだ」を運営しながら、クライアント企業とのタイアップ作品を制作してきました。その経験から、「クリエイティブ系のバックグラウンドをもつマーケターが実際どのように活躍しているのか」「自分で動画を作れたほうが本当に有利なのか」というポイントを、できるだけ具体的にお伝えしていきたいと思います!
ショートムービー、特にショートドラマに興味がある方必見です!!

 

【まずショートムービー業界で求められるマーケター像とは?】

単なる広告運用や数値分析だけでは不十分に

従来のデジタルマーケティング領域では、広告運用や数値分析、リスティング広告やSNS広告の運用といった「データを扱うスキル」が大きな強みとされてきました。しかし、TikTokやInstagram Reelsなどのショートムービーが盛り上がるにつれ、消費者(視聴者)の興味を引きつける「コンテンツそのものの面白さ」や「作品の世界観作り」も、マーケティング成果に大きく影響するようになりました。
たとえば、単に視聴回数を増やそうとして広告を投入したとしても、肝心の動画が魅力的でなければ、次のアクション(フォローや商品購入、認知の拡大など)には繋がりにくい。そのため、クリエイティブ面にも深くかかわり、いわゆる「企画」や「制作進行」としての視点を持つマーケター像が注目されているのです。

ショートドラマ・ショートムービーならではの企画力もほしい

ショートムービー特有の「短時間でも物語性を持たせる」という演出力は、従来のCMやバラエティ番組の文脈とも異なる、独特のノウハウが必要です。テレビ業界や映像制作会社出身の方であれば、長尺のコンテンツをつくる上での基本は押さえているかもしれません。しかし、“15秒~1分程度”の短い尺にすべてを凝縮するショートドラマとなると、尺の取り方やストーリー構成の組み立て方がまるで変わるため、また別のスキルを問われることになります。
マーケターがこの企画段階からかかわり、売りたい商品やサービスの魅力をどのように“短くストーリー化”するか、あるいは消費者にとって身近に感じてもらえる物語に仕上げるかといったクリエイティブの方向性を提示できると、チーム全体の動きがスムーズになります。
「コンテンツ発想力」のあるマーケターが重宝されるのは、こういった企画段階から深く入り込める点にあります。

 

【この業界でクリエイティブ系出身のマーケターが有利なワケ】

それでは、なぜ「クリエイティブ系のバックグラウンドを持つマーケター」がショートムービー界隈で注目されているのでしょうか。
弊社studio15の制作現場の事例を踏まえながら、具体的に見ていきましょう!

「撮る」「編集する」流れを実体験している

クリエイティブ系の出身者(テレビ業界や映像制作会社でディレクターやエディター、カメラマンをしていた方など)は、実際に撮影から編集までのプロセスを理解しています。ショートムービーの場合、テレビ番組のように大掛かりな機材やスタッフを動員せずとも、少人数で効率的に撮影を行うケースが多いです。
たとえば、弊社が運営する「ドラマみたいだ」アカウントでは、スタッフ数名+出演者数名という小規模チームで撮影を進行することも珍しくありません。そんな時に、マーケターが「どのアングルで撮ると作品の魅力が増すのか」「編集時にどういうカットをつなげばストーリーが生きるのか」を理解していると、現場やクライアントとのディスカッションがスピーディーになります。結果的に撮影時間の短縮や効果的な表現を生み出すことができ、クライアントが求める納期やクオリティにも柔軟に対応できるわけです

表現力・演出力を意識したシナリオ作りが可能

「映像のセオリー」を頭に入れながら、訴求したい内容をどう物語として落とし込むか考えられるのも、クリエイティブ出身の強みです。ショートムービーは数秒から1分程度という限られた尺の中で、視聴者にインパクトを与えなくてはなりません。セリフやカット数、BGMの使い方、テロップの出し方などは、テレビ番組の制作や映像編集の現場で培ったノウハウは、短尺の映像でも十分に活かせます。
もちろん、テレビドラマや映画とショートドラマの表現方法は異なる部分もありますが、根本にある「物語としての起承転結」や「観る人に刺さる演出」などの基礎的な考え方は共通しています。「商品をただ紹介するだけの映像」ではなく、「物語の中で商品の特長を自然に伝える映像」にできるかどうかは、演出面のアイデア次第です。そのアイデアを引き出せるのは、ある程度“つくり手目線”を持っているマーケターだといえます。

制作チームとのコミュニケーションが円滑

クリエイティブ系出身者は、ディレクターやカメラマン、照明、ヘアメイク、スタイリストなど、それぞれ専門の立場を持つスタッフが集まって映像を作る現場をよく知っています。マーケティング担当として制作に入る場合も、スタッフとのコミュニケーションがスムーズに進むでしょう。
とりわけショートドラマ制作は、テレビ番組とは違った規模感やスピード感で進む場合が多く、なおかつSNS特有のトレンドを汲む必要があります。短期決戦で制作を終わらせなくてはならないことも少なくありません。そうした場合に、撮影スタッフの業務フローや必要なスケジュールを理解し、撮影の合間の休憩タイミングや機材のセッティングにかかる時間を見越してスケジュールを組めるマーケターが現場にいると、全体がとても動きやすくなるのです。

自ら手を動かせるマーケターはさらに強い

クリエイティブ系出身者の中には、「自分でも編集ソフトを扱える」「ちょっとしたアニメーションなら作れる」「ナレーション録音を簡易的にできる」といったスキルを持っている場合があります。マーケターとして戦略全体を考えつつ、一部の制作工程までカバーできると、チームの稼働を減らすことができ、予算が限られたプロジェクトなどでは特に重宝されます。
もちろん、映像制作はチームワークが大切なので、一人ですべてをやろうとするとクオリティに限界が出る場面もあるでしょう。しかし「ちょっとした修正なら自分でサクッとやる」「SNSでリアルタイムにテロップを差し替える」といった小回りのきく対応が可能になる点は、ショートドラマの現場で大きなアドバンテージになるのです。

 

【まとめ:クリエイティブな目線は大いに武器になる】

ショートムービー業界において、マーケターがクリエイティブなバックグラウンドを持つことは確かに大きな強みになることは間違いないです。制作現場の流れを理解しているがゆえに、企画段階から動画の訴求ポイントや演出方法を提案でき、制作スタッフとのコミュニケーションもスムーズになるでしょう。さらに、自分で動画を作るスキルがあれば、小回りをきかせた対応ができ、プロジェクト全体の推進力も高まります。
とはいえ、必ずしも「自分で映像を作れないと活躍できない」というわけではありません。

最も重要なのは、短尺のストーリーで視聴者の心を掴むためには何が必要か、その答えを常に探求し続ける姿勢です。映像表現を深く理解し、SNSやマーケティングの知識と融合させていくことで、ショートドラマという新しい舞台で活躍の場を広げられるはずです。
もし、これからショートドラマ業界に飛び込むことを考えているなら、ぜひいろいろな作品を観て研究し、自分なりの「面白さの方程式」を見つけてみてください。クリエイティブとマーケティングの交差点には、まだまだ新しい可能性がたくさん眠っています。私たちstudio15も「ドラマみたいだ」というアカウントを通じて、日々実験を繰り返していますが、そこから得られる発見は尽きません。
studio15ではショートムービーやドラマに興味のあるメンバーを大募集中です!ぜひご応募お待ちしています!

studio15での仕事に興味のある方へ

私たちstudio15は、ショートムービー領域を中心に広告代理店事業とプロダクション事業を展開しています。2019年の創業以来、TikTokを軸に、300社を超える企業様のマーケティングを支援してきました。
この業界は日々進化しています。だからこそ私たちは、「変化を楽しみ、挑戦し続ける」ことを大切にしています。一緒に働く仲間には、常に新しいトレンドをキャッチし、それを活かしてクリエイティブなアイデアを形にする情熱を求めています。
TikTokなどのショートムービーという成長市場をリードし続けるstudio15は、マーケティングの分野で次なる飛躍を目指したい方にとって魅力的な職場になっています。
ぜひ、クライアントの成功を実現するために、私たちと一緒に挑戦してみませんか?
マーケターへの応募はこちら!:https://www.wantedly.com/projects/1982149

 

<studio15事業概要>

TikTokを中心としたショートムービー(短尺動画)領域で広告代理店事業・プロダクション(事務所)事業を展開しています。2019年1月に設立し、現在、所属クリエイター数290組、SNS総フォロワー数約1.3億人のTikTok公認のMCNに成長し、創業以来、美容・コスメ、ファッション、食品、アプリ等、多くの企業のTikTokにおけるプロモーションをサポートしてまいりました。ナショナルクライアントを含む累計300社以上のPR案件や企業アカウントの運用代行やTikTokコンサルティング、SNSマーケティング支援を行っております。2023年には年間で600件以上のTikTokを中心としたショートムービーの案件を行った実績があります。

■studio15会社概要
所在地:〒150-6221 東京都渋谷区桜丘町 1番1号 渋谷サクラステージ SHIBUYAタワー21階
設立:2019年1月23日
代表者:代表取締役 岩佐 琢磨
親会社:株式会社セレス(東証プライム市場上場:3696)
Wantedly:https://www.wantedly.com/companies/company_1490059
Instagram:https://www.instagram.com/studio15ig/
TikTok:https://www.tiktok.com/@studio15.inc
X:https://twitter.com/studio15inc
podcast番組『SNSクリエイターズ』:https://podcastranking.jp/1737166286

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