
300万フォロワー獲得の“おじさんTikTok”。元・運用者が授業したら大学生でもバズるのか-後編-
プロの1回きりの講義で、動画初心者の大学生は変わる?
クリエイティブ事業部 責任者 畠山
桜美林大学・新宿キャンパスの西山ゼミでは、「動画が再生されない」「学生の投稿頻度が低い」という悩みが続いていました。
TikTokアカウントは学生主体で運用していたものの、平均再生数は1万回未満。Z世代の感性を活かし、就職活動でのアピールにもつながるはずの取り組みが、十分に機能していない状況でした。
桜美林大学 西山准教授
「このままではもったいない」——。そう感じた西山准教授がSOSを出し、TikTok特化の広告代理店・studio15が特別授業を実施。講師として招かれたのが、クリエイティブ事業部責任者の畠山でした。
畠山は前職で、都内の警備会社のTikTokアカウントを当時の社長と共に「おじさん×トレンド」の切り口でプロデュースし、300万フォロワーを獲得し、日本一の企業アカウントを育てた実績を持ちます。
5月の初回講義では、20名ほどの学生がチームに分かれて動画を制作。畠山の講評と「次回までに改善版を投稿する」という課題が、学生たちのスイッチを入れました。
「今までできなかったのに……やればできるじゃん」
それまではなかなか動画を作れなかった学生たちがプロの講義を聞く前から課題に向き合っている。西山准教授のそんな言葉が、学生たちの変化を物語っていました。
そして迎えた7月の第2回講義——。
学生たちは、“バズる投稿”を生み出せたのか?
プロのアドバイスでどう変わった?学生たちの“答え合わせ”
春のそよ風が吹いていた前回の講義から1ヶ月後の7月。気温は30°近く、じとっと暑くなった2回目の講義では、各チームが改善版の動画とともに、プレゼンテーション形式でその工夫や狙いを発表。
西山准教授の指導のもと、事前にリハーサルを重ねたうえで本番に臨んだ学生たちは、畠山のアドバイスを元に明らかに“プロの目線”を持ち始めていました。
発表では、参考にした動画やその要素を自分たちのコンテンツにどう応用したか、どこを変えたのかなどを丁寧に説明。
フォントやテキストの内容を参考動画に寄せるなど、アドバイスを活かした工夫が垣間見えるチームが多数。
また別のチームは、効果音や音楽を工夫しアテンションを集中させる演出を採用したり、テレビにも専門家として出演する西山准教授をテーマにした動画など工夫が光りました。
発表の最後には、畠山から講評とともに「参考動画がなぜいいのか。バズっているのかを分析し、それを反映できているチームほど良くなっている」とのフィードバックがあり、学生たちの理解が一段深まった瞬間でした。
果たしてバズったのか!?実験の結果は・・・
初回講義前の動画は、平均で数千回再生。1万回を超えるものはほとんどありませんでした。
しかし、初回講義後に投稿された動画の中には8万回再生(投稿から2ヶ月)を記録するものが登場。さらに第2回講義後には、プロでも難しくなっている10万再生の壁を超え、12万回再生(投稿から半月)を達成した動画も生まれました。
「バズった」の明確な定義は無いですが、講義前との比較で見れば、約12倍の再生数で、バズったと言っても遜色ない結果に!
学生たちは再生数や視聴維持率、いいね・コメント数、投稿時間やサムネイルの工夫などを分析。複雑に絡む要素の中で、動画がどう受け止められるかを、実践を通して体得していきました。
作業スピードも上がり、投稿頻度も大幅に増え、これまで2年間かけて21本の投稿だったのが、2025年春学期(前期)の半年だけで16本の動画が投稿されました
何よりも、これまで「ゼミの課題だから投稿する」という意識が強かった学生たちが、チームごとに試行錯誤しながら積極的に投稿に取り組むようになった――。この変化こそが、最大の成果だったのかもしれません。
学生たちが自主的に考える投稿へ
講義後、学生に囲まれる畠山
たった2回の講義かもしれません。
でも、プロの視点に触れ、「ただ投稿する」から「どう分析し、どう作るか」を考えるようになった学生たちの目は確実に変わっていました。
企業のSNS運用も、学校の広報も、いまや“投稿しているだけ”では誰にも届かない時代。
届けたい人に、届けたい価値を、どう動画で伝えるか——。
そんな「企画」と「運用」の本質に、学生たちが一歩近づいた授業となりました。
動画のスキルを活かしたい!そんな方は
「誰に、何を、どう届けるか」——
ただ作るだけでなく、戦略から設計し、成果に導く。それがstudio15のクリエイティブです。
私たちstudio15のクリエイティブ事業部では、企業のTikTokアカウント運用を中心に、動画コンテンツの企画・制作・ディレクションを一気通貫で担っています。
ターゲット設計から企画、撮影、編集、分析、改善提案まで——ショートムービーの最前線で、成果に直結するアウトプットを求められる現場です。
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<studio15事業概要>
TikTokを中心としたショートムービー(短尺動画)領域で広告代理店事業・プロダクション(事務所)事業を展開し ています。2019年1月に設立し、現在、所属クリエイター数300組、SNS等の総フォロワー数約1.4億人のMCN に成長し、ナショナルクライアントを含む累計300社以上のPR案件や企業アカウントの運用代行やTikTokコンサ ルティング、SNSマーケティング支援を行っております。更に、自社のショートドラマ「ドラマみたいだ」は4億回再 生されるなどZ世代の心を掴むコンテンツ制作にも強みがあります。
また、TikTok Shopの公式パートナープログラムにおいて、「TikTok Shop Partner(TSP)」、「TikTok Affiliate Partner(TAP)」、そして「Creator Agency Partner(CAP)」の3種に認定されています。
TikTok Media Buying Professional取得済み
TikTok製品に精通した専門家に与えられる、 TikTokメディアバイイング認定資格「Media Buying Professional」を、10名以上のメンバーが取得済み。TikTok運用に不可欠な専門知識を備え、成果 に直結する提案・支援を行っています。
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studio15のTikTok Shop出店支援サービスについて: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000043271.html
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