金融弊社事例
2025.9.22
【ジェイアイ傷害火災保険様 ショートドラマ施策】“広告感ゼロ”で印象に残す。共感×違和感が生んだ“宣伝しない広告”の実力

概要
14万再生の裏で生まれた「記憶に残る広告」。SNS世代に刺さるのは再生数ではなく、“違和感演出”だった
TikTokショートドラマ「板挟みすぎる」は、保険という語られにくい商材をあえて直接訴求せず、「なんだこれ?」と気になる展開で視聴者の印象に残ることを狙った“逆張り型プロモーション”。再生数自体は13万回、3.8%という高エンゲージメント率、そしてコメントを多く集める構成力で、ブランド認知の新たなアプローチを実現しました。
戦略
依頼のきっかけ
若年層ユーザーに対し、「海外旅行保険」の存在をナチュラルに知ってもらいたいという課題に対して、TikTok上でのブランド認知拡大施策をご相談いただきました。
サービス名:t@biho(たびほ)
たびほマスコットキャラクター:たびほ犬
施策

保険商品は、その性質上“今すぐ自分に必要”と認識されにくく、広告を見た瞬間にスルーされがちなジャンルです。
そこでstudio15は、「あえて保険の話をしない」という逆転発想で設計。
ショートドラマでは、撮影現場での“クライアントと監督の板挟み”をテーマにしたコメディ展開を通して、視聴者の共感を喚起。加えて、不意に登場するキャラクター「たびほ犬」が絶妙な違和感を生み出し、視聴後に「何の動画だったのか」また、「たびほ犬」というキャラクターが記憶に残る設計にしました。
また、主演には知名度が高く本施策のターゲットとする世代に人気の元乃木坂46の阪口珠美さんを起用し、話題性と信頼性のあるキャスティングで施策の注目度を高めました。
阪口珠美:Instagram

成果

オーガニック再生数:約13万回
エンゲージメント率(ENG率):約3.8%
コメント:視聴者から「演出が面白い」「意味が分からないけど気になる」といった反応が寄せられ、自然な拡散のきっかけに
本施策では、再生数そのものよりも“広告感ゼロ”による消費者の能動的な認知、興味喚起と、ユーザーの記憶に残る異質な展開が高く評価されました。
Reval IQ社が発表した「2024年ソーシャルメディア業界ベンチマークレポート」によるとTikTokのエンゲージメント率、中央値は2.63%であり、客観的視点から見ても3.8%という数値は良い成果といえます。
成果の内容
宣伝要素の薄いエンタメ型訴求:保険に言及せず、映像体験として純粋に楽しめる構成がユーザー心理にフィット
“たびほ犬”演出:キャラクターを通じてブランドに興味を持たせる「記憶に残る違和感」設計
共感性の高いテーマ選定:撮影現場という裏側あるあるネタでユーザーの共感を引き出し、感情接続を促進
広告感ゼロでもブランドが届く:従来型広告に頼らず、SNS世代に受け入れられる新しい保険訴求の可能性を実証
実施概要
実施時期:2025年7月
ジャンル:金融(海外旅行保険)
弊社支援範囲:企画・制作・撮影・編集・投稿・キャスティング
目的:SNS世代向けの自然なブランド認知拡大
配信アカウント:ドラマみたいだ(@doramamitaida01)
出演者:阪口珠美(元乃木坂46)
動画リンク:「板挟みすぎる」動画はこちら
この事例は「TikTokマーケティング」「広告感ゼロの訴求事例」「Z世代プロモーション」「保険 × ショートドラマ事例」「印象に残るSNS広告」などを検討中の企業様にとって、参考にしていただける事例となっています。