弊社事例
2021.9.29
【2021年最新版】TikTokの看板メニュー「#challenge(ハッシュタグチャレンジ)の事例紹介
- CONTENTS
TikTokは他のSNSよりもUGCを生み出しやすいと言われていますが、どんなふうに活用することができるんでしょうか?
TikTok広告には「#Challenge(ハッシュタグチャレンジ)」というものがあります。これはユーザーに指定のハッシュタグを使った投稿を促す広告で、他のSNSには無い広告です。
「#Challenge(ハッシュタグチャレンジ)」では多くのUGCを生み出すことが可能なんですよ。
「#Challenge(ハッシュタグチャレンジ)」 とは
「#Challenge(ハッシュタグチャレンジ)」は、公式アカウントからの投稿によってユーザーへ公式動画を真似した投稿を促すという形式の広告で、他のSNSにはない珍しい方式の広告です。
ユニークなダンスや面白いお題などを展開することで、より多くのユーザーに真似してもらい拡散しながら、新商品の宣伝やブランドの認知度アップ、イベント開催などの広告効果が期待できます。
ユーザーはチャレンジ自体を楽しんだり、参加することで何らかのインセンティブを受けることをモチベーションにしていて、タレントやインフルエンサーを起用したタイアップ企画も多く見られる広告です。
ハッシュタグチャレンジ各プランの価格
- Price
- Basic:1,000万円~
- Standard:1,500万円~
- Plus:1,700万円~
ハッシュタグチャレンジ広告はBasic、Standard、Plusと3つのプランに分かれています。上記の広告費用に加えて、楽曲の振り付け制作に100万円程度、クリエイターへの拡散依頼に300万円〜が追加でかかり、 Standardプランでおよそ1,900万円ほど。また、発注期限は2ヶ月前とスケジュールの管理もしっかり行う必要があります。
高額ではありますが、ユーザーから人気が高く日常的な話題に繋がるため他のSNSにも展開する可能性があったりバズりやすい傾向があるのがメリットです。
また、広告主側の視点でいうと、インプレッションはもちろんブランドリフト調査も行うため、ハッシュタグチャレンジによってどんな効果があったのか数字で計測しやすいというメリットもあります。
UGCによる自発的なブランド拡散
UGC(User Generated Contents)とはインターネット上でユーザーが制作・生成し投稿されたコンテンツのことで、企業側が制作する広告よりも信頼性が高くソーシャルメディア上で影響力が大きいため、近年のマーケティングでも注目を集めています。
ハッシュタグチャレンジは意図的にUGCを「仕掛ける」ことができるのです。
TikTokのハッシュタグチャレンジは広告でありながら、ユーザーの興味・好奇心に重点を置いたコンテンツのため、UGCとして「共感」と「参加」を促します。
ハッシュタグチャレンジにはどんなものがあるのか、その一部をご紹介します!
【ゲームと楽曲のコラボ】プロモーションプロジェクト NO BORDER.の「#どっちもわたし」
新作オンラインRPG「PSO2 ニュージェネシス」と音楽バンド「ずっと真夜中でいいのに。」のコラボレーションとして、株式会社セガが実施したハッシュタグチャレンジが「#どっちもわたし」です。
コラボ楽曲「あいつら全員同窓会」の音楽に合わせたTikTokエフェクトで「SIDE:A」「SIDE:B」に分けた動画を投稿するもので、日本一のTikTokフォロワー数を誇る景井ひなさんのお手本動画も投稿されました。
プロモーションプロジェクト「NO BORDER.」とは、ニュージェネシスの特長の一つである世界で一人だけの主人公を生み出すキャラクタークリエイト機能から生まれたコミュニケーションコンセプト「NO BORDER. キミにしかなれない、キミがいる。」で、「キミだけのキャラクターで、キミらしく、さぁ、無限の冒険へ。」というメッセージが込められています。
TikTokエフェクトで表現する「SIDE:A」も「SIDE:B」も両方が『キミ』であり、コンセプトがもつ「NO BORDER. キミにしかなれない、キミがいる。」の世界観を伝えるプロモーションです。
「#どっちもわたし」の関連タグの総再生回数は3億1,740万回を越え、その反響の大きさを物語っています。
【コスメ】限定商品をPRする「#アネッサおうちで夏フォトチャレンジ」
日焼け止めブランドの「アネッサ」が行ったのは、限定商品の薬用美白UVジェルをPRするためのハッシュタグチャレンジです。
TikTokエフェクトを使うことで商品の特長である「トーンアップ仕上げ」を表現することができ、海やプールにいるようなシーンを撮ることができます。
このキャンペーンが開催された2021年の夏は新型ウィルスの影響もあって友だちと集まって海やプールに出かけることが難しく、夏らしい写真や動画が撮れないというユーザーがおうちで楽しむためのコンテンツとしても話題になりました。
「#アネッサおうちで夏フォトチャレンジ」の総再生回数は2億1,910万回にも上り、公式の投稿には3万以上ものいいねがついています。
【デンタルケア】エフェクトで疑似体験する「#顔の印象は歯で変わる」
美白ハミガキ「Lightee(ライティー)」のPRでは、「#顔の印象は歯で変わる」のハッシュタグチャレンジが行われました。
オリジナルエフェクトで「明るく白い歯」を擬似体験してその動画を投稿するもので、とくに美容の根本ケアに投資する消費者向けにブランド認知度アップを図るもの。
このブランドエフェクトではTVCMのセリフ「顔の印象は変わるのよ、歯で。」をきっかけに、ユーザーの歯が白くて綺麗な状態になるのと同時に肌がトーンアップして、明るい印象の可愛らしい姿に変身します。
「#顔の印象は歯で変わる」の総再生回数は2億1,200万回にも上りました。
【飲料】新発売のコーヒーをPRする「#香るどブリューオーディションキャンペーン」
UCC上島珈琲株式会社の「UCC COLD BREW」から新たに発売されたレモネードコーヒー「UCC COLD BREW レモネード PET500ml」のPRとしてハッシュタグチャレンジが開催されました。
このキャンペーンの最優秀賞3名は、「香るどブリュー」のイメージキャラクター池田エライザさんが監督を務める秋の新Web CMに出演する権利が得られるという、オーディション形式のキャンペーンになっていて、ユーザーは実際にCMをイメージさせるようなコンテンツを投稿し、ハッシュタグの総再生回数は1億3,610万回にも上り、反響の大きさが伺えます。
【漫画雑誌】「週刊少年サンデー」が人気作品3つ連続ハッシュタグチャレンジ
「週刊少年サンデー」(小学館)は人気連載中の『よふかしのうた』『古見さんは、コミュ症です。』『葬送のフリーレン』の3作品連続ハッシュタグチャレンジを開催。
それぞれの作品で決められたハッシュタグ「#よふかしのなんでも」「#だれだれさんはなになにです」「#創造のフリーレン」をつけて作品に関する動画を投稿し、優秀作品には豪華賞品プレゼントがあるこのチャレンジでは、作品の魅力をユーザー自ら表現してもらうという方法をとり、まだ作品を知らなかった読者は ハッシュタグ チャレンジをキッカケに作品に触れ、ハッシュタグチャレンジを見たユーザーやファンは新しい魅力の発見につながりました。
4週間ごとに連続開催されたこのハッシュタグチャレンジは、「#よふかしのなんでも」の総再生回数は160万回越え、「#だれだれさんはなになにです」の総再生回数は約23万回、「#創造のフリーレン」の総再生回数は約40万回という結果に。
このハッシュタグチャレンジでは素材の提供はあったものの、指定のエフェクトやお手本ダンスなどは無く自由度が高かったため、他のハッシュタグチャレンジと比べて総再生回数は伸びませんでしたが、その代わりに作品のコアなファンの熱の入ったチャレンジ参加が多いような印象があります。
【美容】全身脱毛サロン KIREIMO(キレイモ)の「#キレイモいいね割チャレンジ2021」
1年前にもハッシュタグチャレンジを開催した全身脱毛サロンの「KIREIMO(キレイモ)」では、「#キレイモいいね割チャレンジ2021」が実施されました。
オリジナルで制作した楽曲で「やりらふぃー」ダンスを踊る動画を投稿するだけでも特典が得られることもあり、「#キレイモいいね割チャレンジ2021」の総再生回数は5億2,430万回以上に。
特典は「投稿者全員キレイモの全身脱毛1万円割引」「いいねの数の分だけ全身脱毛プランが割引」や、「キレイモWEBのCM出演権」「TGC teen出演権」「1年間脱毛し放題」「amazonギフト券1万円分を100名様」などかなり豪華です。
お手本動画にはブランドキャラクターの千鳥さん、セブンティーン専属モデルの出口夏希さん、人気TikTokクリエイターのなえなのさんや、キレイモアンバサダーの動画がアップされ大きな話題となりました。
プロモーションの内容がTikTokのユーザー層とマッチしていることもあり、大きな反響が得られたのではないでしょうか。
ハッシュタグチャレンジは色々な業種で活用されていて、商品やサービスの偏りが無いんですね。
そうですね。
それぞれのプロモーションに合わせて企画が展開されています。
TikTok広告では、ユーザーが楽しめることを重要と考えているんです。
ハッシュタグチャレンジのポイント
- Point
- 他とかぶらないような固有のハッシュタグを使う(ただし、難しすぎない程度に)
- 拡散力のある有名TikTokクリエイターとコラボすると初動が早い
- オリジナルのエフェクトや楽曲を用意することでユーザーが参加しやすくなる
他のSNSにも広がる可能性をもっている
今回ご紹介したすべてのハッシュタグキャンペーンにおいて、他のSNSでもハッシュタグが使用されていることが分かりました。
TikTokのキャンペーンと同じものと投稿している場合もあれば「TikTokに投稿しました!」のような報告系のものもありますが、広告がTikTok内だけに留まらず他のSNSにも影響を与えて流入経路を増やすキッカケやTikTokでの広告企画を知らせる効果も見込めるのではないでしょうか。
studio15では、ハッシュタグチャレンジを含む広告のご提案から運用まで様々なサポートをご提供しております。
業界別の事例や提案など詳しく知りたい方は、ぜひお問い合わせください。