弊社事例
2021.9.29
何を目標にすればいい?TikTokにおける再生回数・いいね数・フォロワー数の違い
TikTokは再生回数やいいね数など色々な数字がありますが、それぞれ何が違うのでしょうか?
ユーザーのアクションによって数字は変化します。まずはそれぞれの数字と確認する方法を解説します!
TikTokは、広告を使わない投稿でも多くのユーザーに表示されるアルゴリズムをもっています。
他のSNSと比べてもフォロワー以外に表示される可能性が高く、初めてあなたのアカウントを見るユーザーだという場合もあるでしょう。
正確な仕組みは公表されていませんが予想されているアルゴリズムとしては、新しい投稿がされたとき、それをまず少数のユーザーのレコメンドに表示。
そして最後まで動画をみた場合は、さらに多くのユーザーに表示させる。もし途中でスクロールしたり、エンゲージメントが無い場合には、それ以上他のユーザーに表示されなくなります。
そのため最初の数秒が再生回数を伸ばすカギになっていることは間違いありません。
再生回数
再生回数とは、文字通り動画が再生された回数を意味します。サムネイル上の左下、▷の横の数字が再生回数となります。
数字の右側にあるKとMは、K=1000回、M=1,000,000回の単位を表しています。(再生回数以外でもTikTokの単位の表記はKとMで同じです。)
1人のユーザーが何回リピート再生をしてもカウントは「1回」ですが、一度投稿を離れて再度見に来た場合には「2回」に増加。
ちなみにTikTok公式サイトではイギリスで2020年最も再生された投稿が発表されていますが、オスのライオンがサファリをゆったりと歩いている動画でした。
2番目以降の動画を見ても特に共通している点は無く、再生回数が多い動画についてのルールはありません。
また、1つの投稿が再生回数が多いからといって、同じアカウントの他の投稿も同じように再生回数が多いとは限らないようです。
再生回数を増やす方法はあるのか?
ハッシュタグ
投稿時に「#(ハッシュタグ)」を追加することで、ハッシュタグ検索にも対応します。
その際、人気があるからといって関係のないハッシュタグを入れるのはNGです。投稿する動画に対して適切なハッシュタグを選ぶようにしましょう。
ハッシュタグ検索では関連動画が多いものを探すこともできるので、投稿する前にハッシュタグ選定を行うことをおすすめします。
ハッシュタグの設定個数に上限はありませんが、文字数制限が全角150文字なので厳選して入れるようにしましょう。
意味があるのか無いのかは分からないけどおまじない的に使うハッシュタグ
おまじない的ハッシュタグとして「#おすすめにのりたい」「#運営さん大好き」「#fyp(For You Page)」が使われることもあります。これは実際に影響を与えているのか明らかにはされていませんが、レコメンドで出てくる投稿の多くにこれらのタグが入っているのを見かけます。
トレンドを利用する
TikTokでは「トレンド」というフィードがあり、TikTokがお勧めするハッシュタグや流行のハッシュタグ、キャンペーンを行っているものや特集などがあります。
トレンドに出ているハッシュタグは投稿される件数も増え、レコメンドにも表示されやすくなると言われています。
TikTokがお勧めする楽曲を使用する
動画に使用する楽曲を選ぶ画面で「トレンド」に振り分けられているものを使用すると、再生回数が増えると言われています。
また、楽曲からの検索機能もあるので、そこからの流入も見込めるでしょう。
人気のTikTokerとのコラボ動画を投稿する
人気のあるTikTokerはフォロワーが多いため、投稿時の再生回数が伸びます。
お互いにコラボ動画を投稿することで、お互いのフォロワーに見てもらえる可能性が高くなります。
その際にはアカウントのタグ付けすることを忘れないようにしましょう。
お互いの投稿に対してもコメントしあうことで、アカウントの認知をさらに広げることができます。
定期的に動画を投稿する
TikTok投稿を定期的にアップすることでユーザーはアカウントを認知するようになり、接触する回数が増えるほど親近感や好意が高まる傾向があります。
実際に、 週に3〜5本の動画を投稿すると、安定した成長につながることが実証されています。
いいね数
「いいね数」とは投稿に対してハートマークがタップされた回数で、投稿を開いたとき右側に表示されるハートの下にある数字です。
投稿を見たユーザーが「面白かった」「興味がある」「好き」という意思表示になり、TikTokのアルゴリズムにも影響を与えます。
「いいね数」はフォロワー数が多いアカウントが有利です。
理由は、フォローしているということはすでに投稿アカウントに対して好意的な印象をもっているからです。
「いいね」の感覚は人それぞれなのでコントロールすることは難しいですが、動画自体に「いいねください」とシンプルにお願いしてみるのも一つの手かもしれません。
色々な動画投稿をスクロールして見ていると、つい「いいね」を忘れてしまうことがあるので、あらためてお知らせすることで数字アップにつながる可能性があります。
フォロワー数
「フォロワー数」とは、アカウントをフォローしているユーザーの数を指します。
ユーザーの「フォロー中」フィードに表示されるためフォロワーは多い方が良いのですが、TikTokは他のSNSに比べるとフォロワー数に関係なく投稿がバズる(または再生回数が増える)傾向にあり、レコメンド機能もあるのでそこまで神経質に追いかける数字ではないでしょう。
その他のエンゲージメント
コメント
投稿を開いたとき右側に表示される吹き出しの下にある数字で、コメントが多い投稿のほうがユーザーは「盛り上がっている」「人気がある」という印象をもちます。
コメントしてもらうコツとしては、動画に「驚き」や「オチ」、「共感ポイント」や「ツッコミどころ」を作るということ。ユーザーが思わずコメントしたくなるような動画が理想です。
この際のコメントは長い感想文のようなものではなく、一言「面白い」「かわいい」などで十分で、コメントに対して他のユーザーが「いいね」や返信をすることもできます。
リプレイ(複数回再生する)
リプレイ回数はカウントされませんが、何度も動画を見る=興味をもっていることにあたるため、TikTokではエンゲージメントとしてカウントされています。
マジック(手品)でトリックが気になる動画や、動画を繋ぎ合わせて不思議な現象が起きているように見える動画はリプレイ回数が増えるのではないでしょうか。
一時停止
TikTokでは一時停止もエンゲージメントとしてカウントされるという説も。
例えば、文章を数秒表示させて読み切れないために一時停止をする場合も含まれるので、テクニックのひとつにもなっています。
ただ、あまりにも不親切な動画になってしまうとユーザーに不快感を与えるので、毎回取り入れるのは控えたほうが良さそうです。
共有ボタン
一時期投稿で「右の共有ボタンでLINEを開いて、2番目が好きな人」というのが流行しましたが、それは共有ボタンをタップさせるためのテクニックだという事実があります。
占いのような印象を与えつつコンバージョンを稼ぐ手法は、事実を知るとガッカリされてしまうので、あまりお勧めしません。
やはり、ユーザーが単純に誰かに共有したくなるような動画であることが1番大切です。
エンゲージメント率の平均
TikTok For Businessでは「TikTokクリエイター白書(2020.8)」として、TikTokで活躍する人気クリエイター142人を対象に独自調査を実施しました。
その調査結果で、TikTokクリエイターの大きな特徴として、圧倒的なエンゲージメントの高さが注目に。
他のSNSなどのプラットフォームで、フォロワー数10万人超のクリエイターのエンゲージメント率が0.3%や1.10%なのに対し、TikTokクリエイターのエンゲージメント率は5.30%と高い数字になりました。
エンゲージメント率が高いということは、ユーザーの興味・関心を得られたということになり、フォロワーの獲得やブランド認知の拡大につながっていきます。
それぞれの数字については理解できました。
これからアカウントを運用していくとなった場合、目標を決めて戦略を立てたいんですけど、どの数字を一番意識したら良いでしょうか?
どんな目的を達成したいか、それを決めることから始めましょう。
それぞれの数字と運用戦略について
TikTokにおいてどの数字を重視するのかは、目的によって異なります。
ブランドの認知拡大を目的としているのであれば、より多くのユーザーに見てもらうという観点で再生回数が重要になります。
また、コンテンツが評価されるという意味では、いいね数も大切です。
固定客・見込み客などファンを獲得したい場合は、フォロワー数が指標になるでしょう。
フォロワーをたくさん獲得していれば、定期的に情報をお届けするためのツールや、コミュニケーションツールとしても活用できます。
投稿時間をターゲットによって調整するのも1つの手です。
例えば、中高生など10代をターゲットとしている場合は、学校終わりの15時~16時の投稿が良いでしょう。
社会人向けなら夜9時以降、主婦向けであれば11時~12時頃など。ターゲットとなる人が落ち着いた時間帯を狙うと見てもらいやすくなります。
定期的に投稿する場合は、同じ時間帯に投稿するにしましょう。
TikTokのみのエンゲージメントにこだわらず、他のSNSや媒体との連携を考えることも大切
「TikTokクリエイター白書」では、多くのクリエイターがTikTokを活用して他のプラットフォームのフォロワーも増やしていることが分かりました。
それぞれの特徴を活かして、ユーザーに合わせたコンテンツ作りを心がけましょう。そうすることで相乗効果が生まれ、ファンが繋がっていきます。
TikTok運用に関してお悩みがありましたら、studio15までお問い合わせください。