コラム
2025.8.22
TikTok歴6年のマーケ担当者が感じた「TikTok Shopに立ちはだかる壁」と「成長へのステップ」とは?

こんにちは!studio15のマーケ担当Mです。
最近はTikTokを眺めているとLiveや商品リンクのついた投稿が本当に増えてきたなと感じますね。世界では当たり前になりつつあるライブコマースが、日本でもようやく動き出しています。
また大手企業でも、Anymindさんがユニ・チャームさんとの協業を発表したり、BOTANISTで有名なI-neさんが自社で運営チームを作ったりと、有名企業も徐々に参入してきた印象があります。(studio15でも有名食品メーカーさんの商品を現在まさにShop開設準備中で、またリリース等でお知らせします)
とはいえです。まだまだ大手ブランドや老舗小売が一気に参入しているわけではありません。むしろ今は、「どうやって信頼できる市場にしていくのか」が大きなテーマです。
この記事では、TikTok Shopが抱える現状の課題と、それを乗り越えていくためのヒントをまとめてみました。そして最後に、なぜstudio15がその成長を一緒にサポートできるのか、お話しします。
まだまだこれから。事業者・ユーザー双方のリテラシー課題
まず見えてくるのは「リテラシーの壁」です。
事業者側:TikTokでのPRや広告は慣れていても、実際に「売る」段階になると、在庫や返品、価格設計などEC特有の課題が山積み。
ユーザー側:Amazonや楽天で買い物をするのに比べて、慣れていないTikTokで買うのは初期の心理的ハードルはあるという人も少なくないでしょう。
つまり、プラットフォーム全体の信頼感が育っていないのが現状で、この「実務面」「感情面」でのリテラシーを高めることが急務です。
認知から購買へ ― “売れる人材”が不足している
これまでのTikTokやInstagramのギフティング、インフルエンサーマーケティング文化から考察するに、TikTok Shopの商品を紹介してもらうこと自体は比較的やりやすい。
問題はそのあとです。
「知ってもらった」だけでは売上にはつながりません。刈り取りのフェーズで、実際に“売れる配信”ができる人材や仕組みが必要です。
中国市場:PR型インフルエンサーと営業型インフルエンサーが明確に分かれている。
日本市場:情報発信が得意な人がライブ配信も兼任。売り込み感が強いと嫌われやすい。
この差が大きなハードルになっています。だからこそ、社内インフルエンサーチームの育成や自社アカウントで売る力の強化が今後カギになります。
大企業で社内ライブ販促チームを結成するのは、知る限りかなりのハードルの高さです。
だからこそ我々のような企業が支援する必要があるのだと思います!
※参考記事 https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/01712/
だからこそ、いま動く企業がチャンスをつかむ
TikTok Shopの課題を並べるとネガティブに聞こえるかもしれませんが、裏を返せば「いま動けば先行者優位を取れる」ということでもあります。
実際にアイリスオーヤマさんなどの日本企業が公式ストアを開設し、商品を販売しているなど既に動いている企業は売り上げを出しています。
私たちstudio15は、TikTokを中心に「売れる仕組みづくり」を支援してきました。これからTikTok Shopが本格的にグロースしていく中で必要なのは、ただのPRではなく、売り場に耐えうるブランド戦略”と“売れるチーム体制です。
大手参入を見据えるからこそ、今がチャンス。studio15はこれからも、企業と一緒にTikTok Shopの可能性を切り開き、グロースを後押ししていきます!
studio15編集部
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