弊社事例
2021.9.29
最新TikTokの年齢別ユーザー分布、男女比を分析
TikTokは中高生に人気のSNSという印象がありますけど、実際はどうなんでしょうか?
10代ユーザーからの人気は圧倒的ですが、利用者層は広がりをみせていて「10代向けのSNS」とは限らなくなってきました。
TikTokは20代以上も広くカバーするSNSへ利用者層が拡大
10代ユーザーのイメージが強いTikTokですが、サービスのリリース以降ユーザー層に変化がありました。
日本国内での月間アクティブユーザー数は950万人を越え、2020年には20代以上の利用者が約70%を占めるなど、幅広いユーザー層が利用するSNSへと成長しています。
TikTokの年齢層が広がってきたということは、ターゲットのセグメントが難しくなってきたということですか?
いいえ、そうではありません。
TikTokは独自のシステムを用いて投稿された動画の内容を分析し、興味を持ちそうなユーザーに表示させる仕組みをもっているので、年齢や性別で区切る必要が無いのです。
TikTokはユーザーの閲覧・いいね履歴をもとに最適なコンテンツをAIが判断して配信しています。
興味がある人にダイレクトに表示させる力があるので、例えばメイク動画を好むユーザーに対してスポーツなどのコンテンツが配信されるということはほとんどありません。
海外でのTikTok
全世界のTikTokの利用者数は、2020年10月時点で6億8,900万人にまで増加、20億以上ダウンロードを突破しました。
中国版Tik Tok「抖音(ドウイン)」
TikTokはもともと中国の企業が開発したSNSツールです。そのため、中国のTikTok利用者数は全世界で最も多く、2020年9月には6億人を突破しています。
アメリカのTikTok
アメリカのTikTokの利用者数は、2020年で4,540万人と推定され、2021年までには5,000万人を突破する見込みです。
日本とアメリカでの利用者数を比較してみると、アメリカTikTokの2020年8月の値を100としたとき、日本TikTokでの同月の利用者数は9.7%になり、アメリカTikTokは日本TikTok利用者の10倍以上の利用者がいることになります。
利用者数は増加傾向にあり、今後もまだまだ成長が続くと予想されているのです。
日本とアメリカでのTikTok利用者の違い
日本のTikTokユーザーの性別・年齢構成
日本のTikTokユーザーの性別割合は、男性が55.2%、女性が44.8%と10%ほど男性の利用者の方が多くなっています。
TikTokは女性の利用者が多い印象がありましたが、実際には男性のユーザーの方が多いようです。
このデータから、ビジネスとしてTikTokを利用する男性が増えているということが見受けられます。
年代でみると、20代から40代が男女それぞれ10~13%程度で分布していて、10代と50代のユーザーが少ない傾向に。
20代から40代の利用者の割合の方が多い理由としては、少子高齢化の影響があると考えられます。
10代の人口自体が、その他の年代の人口と比べて割合が低いためです。
アメリカのTikTokユーザーの性別・年齢構成
アメリカのTikTokの性別割合は、男性が39.6%、女性が60.4%と、女性の方が約20%近くも利用が多くなっています。
女性ユーザー60.4%のうち、10代が18%、20代が17.7%なので10~20代が女性ユーザーの半数以上を占めていることになりますね。
年代別では10代が一番多く31.1%、20代は27.4%、30代は17.9%、40代は16.3%、50代以降は6.8%と、年代が上がるにつれて利用者が減少する傾向にあります。
これはアメリカのパーティー文化が背景にあると予測され、10代~20代の若い世代でパーティーを楽しむ際に動画をとってシェアして盛り上がるため、比較的若い層でTikTokが指示を得ているのかもしれません。
トレンドの移り変わり
2017~2018年
「10代向けダンス&動画アプリ」として、10代を中心にダンスや音楽が爆発的なブームに。
「TikTok」が2018年の新語・流行語対象にノミネートされ、JC JK流行語では大賞を獲得するなど、認知度が上がるとともに利用者数も増加していきました。
#リップシンク、#ダンス、#学校、#アイドルシャッター、#こっちを見て、#全力顔、#投げキッス運動、#め組のひと
2019年
「20代からも楽しめる趣味コンテンツ動画アプリ」として、様々なジャンルが登場しコンテンツが多様化していきました。
#エクササイズ、#語学、#子育て、#裏技、#ファッション、#料理、#メイク、#旅行、#Vlog
2020~2021年
「好きや趣味とつながる国民的ショート動画アプリ」に成長し、ユーザーニーズが細分化。
メイク⇒ #韓国メイク、#詐欺メイク、#眉メイク、#涙袋メイク
料理⇒ #おうちごはん、#夜ごはん、#ごはんや
TikTokを楽しむのに年齢は関係ない
ここでは、どんな投稿がされているのか、ご紹介します。
「#アラフォー」のタグで投稿されているのはパラパラ動画。
若い世代も使っているTikTokでは、上の世代が「自分たちが若いころに流行ったもの」を投稿してコメントで交流を深める様子もうかがえます。
さらに上のシニア世代の投稿では、殺陣教室の動画などもあり、バリエーションは多岐にわたります。コメント機能はオフにしているものの、35,900のいいねがついている投稿です。
自分のクリエイティビティを表現する場所として、TikTokが利用される例もあります。
創作動画は言葉がなくても伝わるため、海外からのコメントが書き込まれることもあるようです。
2022年を大予測
モバイルデータ分析企業のApp Annieによれば、TikTokの2022年利用者数は全世界で10億人を超え、12億人にも到達するのではと予測されています。
さらにアメリカにおいては、動画ストリーミングアプリのインストール数は最大85%増加すると同社は予測しており、モバイルコマースの急成長とデジタル広告の市場拡大にも大注目。
TikTokの成長に備えて、今から準備を進めておいても損は無さそうです。
studio15では、TikTokのアカウント運用コンサル事業や、動画広告制作・運用事業を行い、企業のプロモーションを支援しています。
TikTokをビジネスに活かしてライバルと差を付けたいとお考えでしたら、ぜひstudio15にご相談ください。